伝説の営業マン
独身OL時代、営業職だった私は、バリバリ仕事をするタイプでは
なかったし
契約をとろうとヤッキになるタイプでも
なかったけど
あんまり成績が悪いと
やはり肩身が狭かった。
営業の世界は厳しくて
結果が全ての世界だった。
「遊んでました。でも売上達成できました」
のAさんと
「一生懸命がんばりました。でもゼロでした」
のBさんでは
Aさんの方が高く評価される。
一度うちの社のトップセールスの人と
引継ぎのために同行したことがあったけど
スーツなんかもビシっと決めて
かっこいい人だったけど。
担当者の人との商談にも
同席したけど
その担当者が
たばこを出した時に
その人は
すかさず自分のライターを出して
火をつけて
ササッとその担当者に差し出したのだ。
それを見て、なんかちょっと興ざめしてしまったことを思い出した。
営業マンたるもの
そのくらいしないとやっぱダメなのかなあ?
じゃあ私も常にライターを携帯していて
取引先の担当者がタバコを出したら
ササッとライターを出して
火をつけて差し出さないといけないのかなあ?
やっぱできない。そこまでは。
なんて思った記憶が残っている。
その人は
ヤクザさんに二階から突き落とされて
大ケガをしてしばらく入院したけど
退院したら
松葉杖をつきながら営業に回って
残りわずかの日数でその期のノルマを
達成したスゴイ人だということだ。
なんでヤクザさんに突き落とされたかといえば
ヤクザさんの彼女と恋仲になってしまって
そのこと知られてしまって
怒ったヤクザさんが二人が密会している
現場に乗りこんだんだって。
まあ噂だからどこまで本当かどうかは
知らないけれど
当時営業所内ではすっごく有名になっていた。